こんにちは.

最近,釣れた魚の内臓脂肪を見ることはありませんか?

内臓脂肪で身の脂のノリや美味しさを示すものを

色々なところで見る気がしています.

でも,実際のところ内臓でわかるものなのだろうか?

さばいているなら食べる部分である身の写真を出した方が

わかりやすいんじゃないの?

内臓のがいい理由はあるのだろうか?

今回は,そんな疑問が湧いたので調べてみました!



参考文献
今回の参考文献は,主に次の3つです.

①魚の部分による脂肪の脂肪酸組成(小林ら,1973;家政学雑誌24,7,511-515)

②養殖マダイの成長に伴う魚体内各部中脂肪量の変化(大里ら,1991;日本水産学会誌57,5,905-913)

③ビンナガの脂肪分布と近赤外分光法による脂肪含量の非破壊測定(嶌本ら,2000;日本水産学会誌66,6,1059-1065)

他にもいろいろと調べたり,ブログやらSNSやら見てみたのですが,

英語を読みたくなかった短時間で読めたので,

この3つを今回の参考として考えました.

上記のタイトルで検索すれば原文が手に入ると思います.

私の読み込みが甘い可能性が多々あるので,

原文を確認いただき,間違い等があればご指摘ください.

要点ピックアップ
まず,①を読んでいくと,緒言にて

「ある特定部位から得た脂肪の脂肪酸組成が

可食部全体を代表しうるかどうかを検討」


と,知りたいことをピンポイントで調べている!

読み進めていくと,結果・考察にて

「内臓を除く可食部における各部分の脂肪の脂肪酸組成を

過食部全体の平均と考えても大差なく,一尾を代表しうる」とある!

ということは,

魚の身であれば部位はどこであれ脂のノリが解る

らしい.

これは③でも身の各部の脂肪含有量を測った結果,

各部位で相関が高かったということが示されており,確からしい.

内臓を除いて...

実は①では,内臓部を使っていないので内臓部は除かれてしまうのです.

一方で血合い部は使っており,

血合い部が脂肪の貯蔵器官的役割を果たしているという考察や

白身魚では脂肪が内臓器官,

特に肝臓に多く蓄積といった興味深い話も.

ただ,ここまでですと

魚によっては内臓も代表部位として使えそうだけど,

脂のノリを示すなら身の部分でいいのでは?という感じです.

そこで②を見ていきます.

②では,臓器および腹腔内脂肪のすべてを内臓部としており,

欲しい結果が得られそう.

そして,結果を見ていくと...

筋肉部では,0年魚と1年魚で

脂肪量の経月変化に著しい違いが認められたのに対し,

内臓部では,全期間を通して高レベルで

0年魚も1年魚も同様であったとのこと.

もちろん,これは養殖魚の結果なので

常に肥えているのは何となくわかるけれど...

しっかり餌を食べている=いい魚は,

身の脂のノリは変化するけど,

内臓は変化しないで高レベルということでは?

また,内臓部と筋肉部を比較しており,

0年魚の8月値は筋肉部が極めて低いのに対し,

内臓はかなりの高レベル.

1年魚の秋冬の脂肪の増加が

内臓部が筋肉部に比べて早い.

そして,筋肉部がかなり高レベルの時にも

内臓部はかなり低いレベルに低下している場合もあったとのこと.

これって,

内臓から身の脂のノリはわからない

といえる気がします.

結論
私の結論としては,

内臓を食べるなら内臓の脂肪ですごいって話せばいいけど,

魚全体の良さを示すなら身の写真の方がいい!

です.

とまぁ,書きましたが,

実際に脂のあるなしの内臓と身の両方を載せた写真で

比較してみたいですよね.


今,私の手元にはいい資料がないのですが,

今後,釣った魚でいい写真が撮れたら追記できたらいいなぁ.

もしくは,いい写真や参考になるサイトがあれば,ぜひお教えください!

参考文献にはもっと知識があります.
③を読んでいくと

内臓脂肪≠筋肉脂肪.

時期によって内臓には蓄えられないけど,

筋肉にはどんどん蓄える.

内臓には脂肪を蓄える限界値があって,

それを超える脂肪は筋肉部にいくという考察.

可食部である筋肉部に脂肪が過剰に蓄積されると低減が極めて困難.

肥満度の大小は,内臓脂肪量と高い相関性を示すなんていう,


釣り人の皆さんにとって面白いことが結構あります.

ぜひ,原本をお読みください.


どうでもいいこと?調べてて...
浮袋って白くてぶよぶよしてて,

イメージ的な内臓脂肪っぽいですよね.

でも,浮袋だから...内臓脂肪の塊じゃないから...

このブログを書くときにいろいろと調べてて思ったことでした...